運命の女

2002年  アメリカ

監督 エイドリアン・ライン

出演 リチャード・ギア

ダイアン・レイン

オリヴィエ・マルティネス

ダイアン・レイン扮するリチャード・ギアの人妻が、
偶然街で出会った青年(オリヴィエ・マルティネス)との愛に溺れていく。

そして、ついに。。

運命のいたずらとして、ついあこがれてしまう新しい恋人との出会い。
何不自由なく日々を送る彼女に、それが訪れる。

青年との逢瀬の後、
電車の中で思い出す彼女の何と艶めかしく、つやっぽいこと。。
女性から見ても、ドキドキするくらい色気に満ちています。

信じていた妻の浮気を知ったときに、リチャード・ギア。
その絶望的な表情はさすがと思わせる演技。
同情してしまいます。

夫にわかったら大変なことになるとわかりながら、
ひきずりこまれていく彼女になぜか共感しながら、
そしてその運命を私も、、と思いながら見ていきました。

でもラストは納得が行かない。。

オルゴールの底に入っていた手紙を見て、
彼女が自責にさいなまれるのは当然だけど、
それだけで許されていいのでしょうか。。
彼女のせいで、夫は殺人者にまでなったのに。。

この後あの夫婦は、
無難に過ごしたのでしょうか。
納得いかないなあ。

ダイアン・レインの美しさ、艶っぽさはいいけど、
ストーリーがなあ。
後味の悪い作品でした。

厳しく55点です。
映画館でわざわざ見るもんじゃないですね。