2003年 アメリカ
製作 ジェリー・ブラッカイマー
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演 ジョニー・ディップ
ジェフリー・ラッシュ
オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ
2003年夏の話題作のひとつ。
期待を裏切らない内容で、2時間23分を飽きることなく見せてくれた。
一般的な冒険活劇ならば、
オーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーがヒーローでしょう。
確かに彼はヒーローですが、
最大のヒーローは、ジョニー・ディップ演じるジャック・スパロウ船長です!
かなり気取っているけど、どこか抜けていて憎めなくて、
そしていざという時に、けっこう頼りになる。
金歯をきらりとさせて上品な感じとは言えないけど、
思わず応援したくなる、新しいタイプのヒーローです。
登場のシーンから、大いに笑わせてくれました(^◇^)
最後の方で、あの金貨を隠し持ったときには
「あんたはエライ!」って拍手を贈りました。
月の光をあびるとゾンビ状態になる海賊たち。
予告編を見たときは、こういうの苦手だからダメかも、、って思っていましたが、
いざ見てみると、怖さを超えて愛嬌さえ感じてしまいました。
海賊たちのほか、ジャックの仲間たちのキャラが面白い。
特にシリーズものやそうなりそうなものは、キャラが命ということを確信しました。
オーランド・ブルームは、『ロード・オブ・ザ・リング』でのレゴラス通りの役。
一途にエリザベスを思う表情が素敵でした。
キーラ・ナイトレイは、『ベッカムに恋して』のジュールス通り。
美しいだけじゃなく、ひとりでウィルを助けに行く勇敢な女性エリザベスがぴったりでした。
そして宿敵バルボッサを演じるジェフリー・ラッシュ。
さすが『シャイン』でアカデミー賞最優秀男優賞受賞しただけあって、
不気味で憎たらしい役にすっかりハマっていました。
特撮も水中シーンも見事で、これだけ楽しめば、暑さも忘れられます。
音楽も素晴らしくて、サントラがほしくなってしまいました。
『踊る大捜査線 THE MOVIE2』に負けない面白さですが、
少し差をつけてしまいました。
でも見て損はないです。超おススメ!
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