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1999年アメリカ
キャメロン・ディアス ジョン・キューザック

宝島社発行『この映画がすごい!』4月号の
2000年のオススメ映画完全ランキングでは、
「グラディエーター」「M:I-2」を押さえて、堂々の第1位をゲットした。

いっぷう変わった映画で、ストーリーが奇抜。
はじめは理解しずらいが、慣れてくると、
こういうことが現実にあったら人生面白いし、
実際ありそうな予感がするほど、ハマってしまう。

実在の俳優ジョン・マルコビィッチの脳ミソに通じる穴があって、
そこを通れば、だれでもマルコビィッチを体験できるという話。
それだけではないのですが、あとは見てのお楽しみ!

 マルコビッチは、この映画にもその名前のまんまの俳優として出演しています。頭がつるつる?(そこまでハゲていませんか?)で。ギョロっとした目。見るからに、変わってます。

 確かディカプリオ主演の「仮面の男」の中で、年老いた三銃士のひとりを演じていました。

 

奇抜な発想が次々に飛び出してきて、最後まで飽きずに一気に見ることができました。ラスト近くの世の中の男女すべてがマルコビッチになっているシーンは不気味だけど、スッゴクおかしかったです。

 ラストは嫌みなく、さわやかに終わったような感じだったと私は思えたので、実に変わった作品であるけれど、おススメできます!

 あのカッコ良くて素敵なキャメロン・ディアスが、ここではダサくて冴えなくて、レズビアンに目覚めていく人妻の役。イメージ・ダウンになるけど、こういう役にチャレンジしようとする彼女の姿勢には脱帽の思い。でも、彼女にはやっぱり、おシャレでカッコイイ役を演じてもらいたいです!