ハート・オブ・ウーマン

2000年
メル・ギブスン、ヘレン・ハント

シカゴの広告代理店を舞台に、
やり手で他社から引き抜かれてきたキャリア・ウーマンと
男っぽさを広告にも、私生活にも貫き通してきたディレクター。

彼女にポストを奪われた彼が、ある事故をキッカケに
女性の心の声を聞くことができる力を身につける。

最大のライバルであり、決して弱みを見せない彼女の心が、
寂しさと不安がイッパイであることを知ってしまう。
そんな彼女の純粋で繊細な本当の姿を知るうちに、
お互いに恋に落ちていくのである。

メル・ギブスン扮するニックは、
女性に対していつも自信満々で過ごしていた。
彼が上司であるダーシー(ヘレン・ハント)の命で、
マスカラ、マニキュア、パンスト、脱毛ワックスまでを
自宅で試している姿には、お腹を抱えて笑ってしまった。

彼にはシリアスな役が合ってると思っていたが、
こういうコミカルな役もけっこうイケてる。
メルだから、次々に女性に迫ってもいやらしさを感じない。

それにダーシーに思いを寄せていくうちに、
初なくらい真剣な表情になっていくあたりステキ!

彼の顔のシワがもう少し少なかったら、
なんて書いてしまったこともあったけど、
今ではそのシワさえ魅力的に思えてくる。

一方のヘレン・ハント扮するダーシー。
特に美人だとは思わなかったけど、
仕事をバリバリとこなす知的キャリア・ウーマンがはまっている。

常に冷静でいるようだが、ニックに恋していくうちに、
可愛らしくて魅力的な女性へと変わっていくあたりがウマイ!
さすがアカデミー賞最優秀女優賞を取った人です。(メルもそうですが)

ニックみたいに心をわかってくれる男性がそばにいてくれたら、
それだけで幸せなこと。

男性も女性が何をすれば喜ぶのかを理解できれば、
それだけで幸せ。

男性にも女性にも、さわやかな夢を与えてくれる、そんな映画です。
好きな作品のひとつになりました。

ゼヒ見てみてください!

メルとヘレンのピュアで一途な演技、
そしてステキなストーリーにポイント。

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