No.5→No.3

「ニュー・シネマ・パラダイス」

1989年イタリア。

出演 フィリップ・ノアレ、ジャック・ペラン

 シチリア島で育ったサルバトーレ少年は、パラダイス座という映画館の技師アルフレッドを慕って、自らも映写技師になる。成人した少年に、アルフレッドは「どんなことがあっても島にもどってきてはいけない」と進言する。
 30年後、映画監督となったサルバトーレは、アルフレッドの死の知らせを受けて島に戻る。パラダイス座は壊されたが、形見のフィルムを観る。

 この映画、「今までで感動した映画」なんていう特集があると、必ずとイッテいいほど取り上げられていた。何でそんなに支持されるのだろうとビデオで観てみた。途中までは、イタリア映画特有のやや暗めでモノ悲しい展開。ところがラストで、サルバトーレが形見のフィルム(上映禁止だったラブ・シーンばかり集めたモノ)を観るとき、今までの思い出がこみあげてきて主人公といっしょに涙、涙、なみだでした。なるほど、、支持される由縁がわかったようで、うれしかった。

 「自分のすることを愛せ。」最後のラブ・シーンの場面だけでなく、名ゼリフも出てきて、見終わると、名作を堪能できた満足感に浸ることができる名品だ。ときどき見返したいものの
ひとつである。

 シチリアの人々にとって、パラダイス座で映画をみることが心の拠り所になっていた。

 人生経験はまだまだコレから積まなければならないけど、たとえ地味であっても、サルバトーレのように思い返したい、、なんて感じてしまった。


ストーリー、音楽に1ポイント。
そして何よりもラブ・シーンのフィルムを見て
回想するシーンの素晴らしさに4ポイントアップです。

NewMy Best 10 ! 2003.8.13up!

My Best 10!