No.36 「天使と飛行船」

 アリー・シリーズの魅力は、たっくさんあります。
その中のひとつに、コメディだけではなく、シリアスに人生を考えさせる内容でも見せてくれることがあると思います。

 この「天使と飛行船」が、コレ。
いつも笑ってしまう私が、涙なしでは見られなかったエピソードひとつです。

 少年エリックは、父親を事故で亡くして母親とのふたり暮らし。
白血病に冒されて、余命いくばくもない。そんなカレが、神様を
訴えたいとアリーとリン(ルシル・リュー)に申し出る。承諾した
ふたりだが、、。

 少年エリックを「シックス・センス」や「A.I」で有名な、あのハーレイ・ジョエル・オズメントくんが演じています。さすがに演技力抜群のハーレイくん。ここでも泣かせてくれます。髪の毛が1本もない丸坊主で、ごく自然に悲劇の少年になりきっています。

 ハーレイくんだけでなく、リンにも心動かされます。イヤ〜な奴って思っていたのですが、このエピソードを見てから、実は彼女ってイイ奴なんだあ〜って、見方が変わってきたんです。心底エリックを思っている彼女にも、泣かされました。

 リンには、第3シーズンの「面影のダンス」というエピソードでもまた感動させられます。

 とにかく「アリー」シリーズは、単なるドタバタに終わらない魅力がアチコチにあります。そのことについては、また多くの場所で紹介していきます。

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