2001年 アメリカ

突然の死の宣告。残された時間は3ヶ月。
父の最後の望みー
家族の離れた心をつなぎとめたのは手作りの家だった。

監督 アーウィン・ウィンクラー

出演 ケビン・クライン(ジョージ)

ヘイデン・クリステンセン(サム)

クリスティン・スコット=トーマス(ロビン)

ジーナ・マローン(アリッサ)

2002年マイ・ベスト10入り確実の感動作。
ガンで余命いくばくもないことを知ったジョージが、
残された日々で、家族に家を残そうとする。

心が離れてしまった息子サムや
今は再婚している元妻ロビンに向かい合いながら。。

病と向き合う主人公を描くと、
どうしても暗くなりがちだが、
随所にユーモアをまじえながら、
人生の最後の証として家を残そうとする一人の男性のひたむきな姿を、
さわやかでいて、しかも感動的に描いている。

ケビン・クラインはじつに渋くてイイ感じだし、
クリスティン・スコット=トーマスは、
苦悩する母親を上品で爽やかに演じてます。
この人の出演作
「イングリッシュ・ペイシェント」
「モンタナの風に吹かれて」
は大好きです。

とても同一人物とは思えません。

そして何よりもエピソード2でお馴染みの
ヘイデン・クリステンセンくんが好演してます!
傷つきやすくて、それでいて寂しがりやの青年。
ときに見せるあの憂いをおびた眼差しは、素敵でした。


パンフレットから、心に残ったセリフなどを紹介します。

「死ぬことは恐くない。
ただ一緒に、家を建てたいんだ。」

“家を建て直す”ーそれは即ち“人生を立て直すこと”

「悪いことが良いことを招くってことがあるだろ?」

「お前に、誇れるものを残したい。」

「CINEMA INDEX」